日ロ航路継続に協力 稚内日ロ経済交流協会が総会開く 藤田氏ら全役員重任
稚内日ロ経済交流協会は、24日午後開いた総会で今年度事業計画を策定し、役員改選を行い藤田幸洋会長ら全役員を再任した。任期は2年。
出席した会員20人余りを前に挨拶した藤田会長は今季は運航休止されることになったサハリン航路などに触れ「残念ながら休止になりましたが、貨物のチャーター事業の物流の部分は継続される」などと述べた。
主な事業は国際交流事業として①友好都市経済交流促進会議並びに稚内・コルサコフ定期航路利用促進合同会議への参加②稚内商工会議所主催のロシア人企業研修生受け入れ事業への協力③会員企業とロシア企業との経済交流に関する受託業務④サハリンを経由した極東地域との経済交流の進展協力⑤道北市町村によるユジノサハリンスク市における物産展開催への協力⑥稚内市によるネベリスク市における物産展開催への協力⑦フェリー航路継続に向けた北海道サハリン航路株式会社(HSL)への協力⑧サハリンビジネスセミナーの開催。
情報・宣伝事業は会員へのロシア国内政治経済情報の提供=月間サハリン情報の作成など。その他事業は通訳・翻訳業務による地域行政・地域経済への協力など。
通訳業務に関し航路休止を踏まえ「来市するロシア人が少なくなることが予想され、収入源である通訳の仕事が減る。何んとか打開策を考えなければならない」と藤田会長は話していた。