活力ある酪農めざし 稚内農協の板垣和久組合長
稚内農協の第6代代表理事組合長に就任した板垣和久氏(63)は「寺本前組合長も力を注いだ営農部分をしっかり引き継ぎ、活力ある酪農業界にしたい」などと抱負を述べた。
秋田県出身の板垣さんは地元の農業高校で酪農を学び、卒業後に旭川の牧場で2年間実習した経験から牛の授精師を志し免許取得後の昭和51年から平成20年まで稚内農協の授精師として勤務。退職後はクトネベツの妻の実家で酪農を営んでいる。
天候が原因で昨年度の生乳生産が計画を下回ったことについて「役員や組合員、農協職員と力を合わせて今年は計画をクリアしていくために全力で頑張りたい」と語り、後継者不足などによる離農問題には「酪農の魅力をしっかり伝え新規就農に力を注いでいきたい」とした。
稚内牛乳などの加工部門については「今までやってきたことをしっかり継続し、発展させることも大事ですが安定した生産も必要と考えており、その部分をバランスよく進め魅力を全国に広めていきたい」と話していた。
趣味は秋サケ釣り。