防火・防災の輪を作る 土門伸一消防長が抱負

 稚内地区消防事務組合の消防長に就任した土門伸一さん(57)は「地域と一体となった防火・防災の輪を作る取り組みを進めたい」などと抱負を述べた。
 法政大学法学部に在学中の昭和55年、市役所に採用され、財政計画係長、学校教育係長総合窓口課長、日ロ定期航路対策推進課長、サハリン課長などを歴任。前任は総務防災課長。
 39年目に入った市役所の仕事の中で、日ロ定期航路対策推進課長をしていた時、市として民間から貨客船を買い取るサハリン航路運航を断念したことが印象に残っているとし「色んな関係者に協力を受けるも、結果として期待に応えられなかったのが残念でならなかった」と振り返った。
 初めての消防業務に「予防活動があって消防の機動力が有効に機能する。有事の際はチームワークが大事なので、職員とコミュニケーションを図りながら仕事をしたい」と話していた。
 趣味はマラソンで昨年の第1回平和マラソンは3時間55分で完走。「今は足を痛めているため今年は出場できませんが、来年は再び挑戦したい」と話していた。

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