宗谷漁協昨年度生産高は史上最高115億円 55年の歴史で初めて100億超

 宗谷漁協は22日午後に開いた総会で平成30年度業務報告などを承認。総取扱高は組合55年間に及ぶ歴史の中で初めて100億円の大台を超え、史上最高の115億5600万円に達した。
 前年より24億5400万円多く、当初計画に比べ47億600万円の大幅な生産高増となった。ホタテ漁はこれまで最高だった26年度の4万3221㌧に比べ今年度は4502㌧増の4万7723㌧の水揚げを記録。取扱高は最高だった28年度の65億7100万円に対し、9億4100万円を上回る史上最高となる75億1200万円となった。
 タコ漁は前年比1114㌧を上回る3061㌧と過去2番目の水揚げを記録。取扱高は史上最高となる18億7200万円だった。
 任期満了に伴う役員改選で奈良満代表理事組合長、中塚雅夫副組合長理事、木幡武志専務理事が再任された。
 2期目就任に当たり総会で奈良組合長は「組合の健全経営と漁家経済の向上に邁進していきたい」などと挨拶した。 

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