時の話題 「急がれる地震対策」
大地震というよりブラックアウト(全域停電)の方が稚内市民にとって印象深いが、厚真など胆振東部地震が起きてから昨6日で半年経った。
仮設住宅などで避難生活している人は未だにおり震度7の自然災害の後遺症は先日の余震もあり収まりそうもない。
犠牲者になった人の多寡で自然災害を語るべきではないが、8年前の3月11日に起きた東日本大震災の爪跡は未曾有のもので、それこそ未だに避難生活を続けている人がいるし原発事故による健康被害も出ており、そう易々と払拭されるものでない。
3日のNHKスペシャルで黒色の津波のことを特集していたが、普段の透明な海水でない海の底のヘドロと混じった黒い津波を幾らかでも飲んだ住民に肺の疾病が出ており苦しんでいるという。
大津波が建物、車をのみ込んでしまう恐ろしい光景に目を奪われ黒色だったとは3日のテレビを見るまで分からなかったが、その黒津波はヘドロを含み重さを増し、途轍も無い破壊力を備え被害が拡大したことに自然災害の脅威をまざまざと見せつけられた。
東北~関東~名古屋~紀伊半島~四国の太平洋岸では大地震が起きる可能性が高くなっており早急な対策が急がれているにも拘らず、沖縄県辺野古の土砂埋立民意を無視し強行する政府。優先順位を違えている。
「国民に寄り添い丁寧に」などと安倍さんは殊勝なことを述べるが腹の中は…。
自民党総裁4期目のアドバルーンも上がっているが。自民党よ、しっかりせい。