タンザニア籍の貨物船1年2カ月ぶりサ州へ 乾ドック入渠し修理中
船が故障し昨年2月から稚内港に留まっているタンザニア船籍の貨物船「TREDECIM」(497㌧)が稚内港湾施設の乾ドックに入渠し修理されている。
この船は昨年2月に紋別沖で舵などが故障し航行不能となり、その後、稚内港に曳航されていた。「船が壊れたまま乗組員が取り残され帰国できないでいる」とロシアのニュースで報道されたこともあった。
故障していた舵とスクリューの部品が届き2月28日に乾ドック入りした貨物船は、壊れた部品の取替えなど修理作業を行っている。
港湾施設によると、8日までには修理を終わらせ、その後は試験運転などを経て4月中にはサハリンに戻る予定にあるという。