時の話題 「空き家対策」
亡くなったり移転するなどして出来た空き家の問題が指摘されるようになり久しい。稚内でも結構な数の空き家がある。
先月、小社近くの空き家から落雪があり奥にある数軒の通り道の半分ほどが雪で塞がれてしまい、その奥の家主の一人から「市役所がきちんと対応してくれないので力になってくれませんか」とのお願いがあり早速、代表電話(☎23-6161)に電話し担当課にお願いしたところ、即座に落雪現場に臨場し対策を講じてくれたようで紙面を借り感謝申し上げる。
今冬は寡雪で例年ほど問題になる空き家の落雪は少なかったようだが、今回の近所の小社へのお願いは昨冬、同じように落雪あるも職員が丁寧に対応しなかったことが影響したようで「それならプレスさんに」となったよう。課職員が代わったのか、きちんとした対応に小社に要請してきた家主さんは先日、道で会った時、感謝の言葉を述べていた。
落雪だけでなく雪庇含め空き家対策には市役所ばかりでなく消防も隣りの家だけでなく通り際ならば通行人への危害も懸念されることから雪下ろし、雪庇解消作業を行わなければならないので大変なことだ。
家主が亡くなった事での空き家は行政が勝手に何かの処置をする事もできず、相続人を探し、その人から許可を得て対策しなければならないなど面倒な事もあり、行政としては厄介な業務の一つなのだろうが公益の観点からも手続きと執行を進めて戴きたいものだ。
冬が終わったとはいえ空き家対策は終わることはない。