時の話題 「劣化する官庁」
「ダメ役所」のレッテルが貼られている厚生労働省にまたぞろ不祥事といいますか無気力業務が発覚し、森友・加計学園問題に続き総理や官邸が関わっているのではと、一悶着している。
民間の給料調査は国内総生産(GDP)にも影響し、労働災害などの支給の基になる調査(統計)であり、本来いい加減なことなどしてはならない筈なのだが、怠惰ゆえか、というより遣る気が元々ないのか、しっかり不適正な調査し国の根幹をぐらつかせている。
10年ほど前の〝消えた年金〟問題に次ぐ厚労省の失態に国民も開いた口が塞がらないという状況にある。
組織はボトムアップし構築されるものでなく、トップがしっかりしていれば自然と形作られるものであり、そういう意味でも今の官庁の体たらくは大臣、事務次官らの責任が大きい。
とりわけ大臣は当選功ではなく能力・人物本位で任名せねばならず、安倍さんの責任は極めて重い。
ところで稚内など地方にあっても公務員の腑抜けぶりは目を覆うものがあり、先日、道の出先機関で本来そこが事前に発表しなければならない事を記者に指摘されるまで承知しておらず、あろうことか現課の職員は「急きょ決まったことなので」としゃあしゃあと食言したものだから当方憤慨し上司に抗議したものだった。取り繕ってはいけない。
嘘を言うより正直に言う方が楽な生き方なのが判らないのか。人生修業が足りない。
あっけらかんとしている方が(相手からは)馬鹿かと見られるだろうが信頼される。