稚内港湾施設が曳船で水路確保 第1副港の結氷厚く

 港の半分以上が結氷した第1副港で6日朝稚内港湾施設が曳船を使って港内の氷割り作業を行った。
 今冬一番の寒気が道内上空に停滞している影響で、5日未明から再び結氷し始めた第1副港は、6日も氷点下9度の寒さにより、30㌢ほどの厚い氷が広がった。
 船体整備を終え上架場から下ろし近くの岸壁に係留しようとした稚内開建の港湾業務艇「りんどう」が厚い氷が妨げとなって上架場から下ろせず、稚内港湾施設が稚内港運の曳船「港運丸」を使って港内の氷割りをし船の進路を確保した。
 何度も港内を行き来し氷割りをする作業を見守っていた港湾施設の作業員は「この氷で海に下ろすと船体が傷ついてしまう。結氷は毎年のことだが、今年は特別に厚い」と話していた。

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