時の話題 「市議選は?」

 28日の読者コーナーの市民からの声は、電話を取った筆者が要約し掲載したのだが、現行18人の定数削減について断固として(削減を)実行しなければならないという激しい口調であった。
 「人口が減っているのだから見合った議員定数にするべきだ」と今春選挙も1人か2人程度減らすのが妥当だろうとの声がある一方、人口減少に合わせ定数を削減するのは済し崩し的であり、議会そのものの存在意義が問われようし、何よりも民意が反映されない状況を来たすだろうとの議員側の意見があるのも事実だ。
 市の財政が先細りする中、税金から拠出される議員歳費を少なくするべきだ―との市民の声が燎原の火の如く広がっているのに黙りを決め込む現議員。市民とのギャップは広がるばかりだ。
 市長選は対抗馬が現れ選挙戦モードに突入しているのに市議選立候補予定者の具体的な動きはなく互いに牽制し合って様子見にあるのは余りにも自分本位であり、市政運営に立脚した市議という職責を放棄していると見られても反論できる人はいるだろうか。
 議員は市長と共に地方自治の根幹を成す二元代表制の主役であり立候補しようとする人は後援会事務所を立ち上げるなど具体的な動きをしなければならないのではないのか。
 議員定数の削減は3月議会で可決することが可能だが、投票1カ月前での定数変更は常識的には不可能で、現行定数のまま選挙戦に突入するのは確実のようだ。
 立候補予定者は動向を窺うことなく旗幟を鮮明にしなければ。

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