市長選に対抗馬 古我BJS所長が昨夕本社来訪し表明

 小型風力など再生可能エネルギー事業を手掛けるブラックジャックシステム(BJS)稚内営業所所長の古我友一氏(49)が17日夕刻、本社を訪れ、新年のあいさつ方々今春の稚内市長選に立候補する予定にあることを表明した。
 プリンスホテル、ソフトバンクなどでキャリアを重ねBJSに入社する前の9年ほどは東京でモバイル事業の会社を経営してきたという古我氏は開口一番、一昨年5月稚内に来て以降、市民と会う度に「5年後、10年後の稚内の人口は?」と質問すると、大方の人が「このまま減って行くのでしょう」と半ば諦め顔で答え、理由はと尋ねると「市役所が何もやっていないからだ」と答えていたことが出馬の一番の動機になったという。
 「稚内をどうにかしたい」と意欲を持つ市職員もいるが、今の市にはやる気のある職員の声を吸い上げようとしないと断じた。
 市立病院の医師不足も道内だけでなく東京方面などで人材を求め給料を今以上に高くすれば改善されるとし、2020年からの小学生のプログラミング教育では北星大学と連携し小・中・高・大学間の関係を深め、北星大には風車を建設し電気の地産地消を進めればいい―など高齢者問題(グループホームや憩いの場所づくりなど)宗谷黒牛、勇知いもなど稚内ブランド認定品の更なる全国展開、冷涼な気候の土地に適するワイン作りにも言及した。
 市役所改革では副市長3人制敷き、よりプロフェッショナル化した業務の推進、若手職員が様々提案できるような〝開かれた市役所〟を目指したいとした。
 モットーは「笑う門には福来たる」。暗い表情より明るい顔付きの人に運は向くと日頃思っているという。
 有言実行を旗印に率先垂範する市長を目指したいと語っていた。

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