自動運転EVバス運行 中心市街地 14日からキタカラ前発着

今月14日から中心市街地を走行する自動運転EVバスの実証運行に向けた市民セミナーが2日午後、市役所4階大会議室で開かれ、未来の技術を活用した新しい交通形態のあり方を考えた。
将来的なバスなどの運転手不足を見据え生活路線の維持と二次交通の利便性向上を目指し、実証運行する自動運転EVバス(定員13人)は10月14日〜18日、21日〜25日までの10日間、キタカラ裏(駐車場)〜フェリーターミナル〜北防波堤ドーム前までの交通連携ルートと、キタカラ前(乗り場1)へ戻り〜港一条通〜市立病院〜市役所〜キタカラ(降車場)までの生活ルートを1日5便体制で運行する。
今年度はレンタル車両を使用しアクセル、ハンドル操作などは自動運転し運転手が緊急時に手動にする「レベル2」で技術検証する。来年度は車両購入の上でルートを固定した実証運行を継続し、令和10年度はドライバーは無くシステムが全て管理するレベル4無人自動運行を計画している。
「自動運転が拓く、稚内の未来」と題したセミナーに参加した市民、関係者ら55人を前に、工藤市長は人口減少などに伴う公共交通を支える運転手不足が大きな課題になっていることに触れ「将来に向かって持続可能な交通手段の確保は、私たちに課せられた大きな課題であり、使命であります。中心市街地の利便性向上は、この街の将来設計にとって重要な事であります」などと挨拶したあと、今回の実証運行立ち上げから事業に協力している芝浦工業大学の岡本史紀名誉教授が「自動運転の拡がりと新たな世界の到来」と題し自動運転で人手不足の解消や二次交通の強化、デジタル技術を活用する事で移動時間が観光体験に繋がる事などを提言した。
業務受託業者のティアフォー(東京)の上川真史氏が稚内での実証運行の概要、実証運行で使用される車両は9月28日から走行ルートで準備走行をしている事など説明した。
乗車無料。実証運行に伴い稚内市は乗車予約を受け付けている。スマホなどで2次元コードからアクセスし、利用人数や乗車希望日、乗車希望便などを入力して申し込むとよい。



