今のサハリン伝える写真展 パーチで開催 東京の旅人・南波龍さん

サハリンなど国境地域に魅せられた東京在住の旅人・南波龍さん(25)が、中央アーケード街の宿「パーチ」で写真展「サハリン樺太探訪展2026」を開いている。南波さんは「コロナ禍や戦争で交流が途絶えた今のサハリンの状況を知ってほしい」とPRしている。
長崎県対馬と韓国釜山、与那国島と台湾など日本にある国境地域と共にサハリンと稚内は歴史的な背景などに魅力を感じ、2024年と26年8月にサハリンを旅してきた南波さんは、旧樺太時代に栄えたユジノサハリンスク(旧豊原)やホルムスク(旧真岡)コルサコフ(旧大泊)などを巡り、サハリンの日常に溶け込んでいる日本統治時代の建物などをスマホで撮影した写真のうち30点余りをパーチ1階のイベントスペースで展示している。
コロナ禍やロシアによるウクライナ戦争後日本から空路でサハリンへ渡る手段は途絶えているが、中国から極東ウラジオストクなど経由でサハリンに渡った南波さんは、今年8月の旅では2年前までホルムスクにあった王子製紙真岡工場の建物が、解体されていた状況を視察。サハリン最南端のクリリオン岬への旅も経験し、その時は目の前の海が濃霧に覆われ、対岸の日本を見ることは叶わなかったが「サハリンから向こうに稚内、利尻山があると思うと改めて国境の思いを強くしました」と振り返った。
サハリンの地に立って改めて対岸の稚内に来ることが重要な意味を持つとして17日〜22日まで稚内に滞在し、今回の写真を通じ「目的場所に行くためのルートの紹介、現地の人に日本に対する思いなどを聞き、近くて遠い場所と言われていますが、やっぱり近い場所であることを写真から感じとって頂ければ」と語っていた。
10月10日(毎週月曜・木曜・日曜日休み)まで。


