達専務理事後任に川野氏 商工会議所 第155回通常議員総会開く

 稚内商工会議は29日午後、経済センターで第155回通常議員総会を開き、昨年度収支決算など承認した。この中で5月末に退任する達英二専務理事の後任に、元副市長の川野忠司氏を選任した。
 出席した議員60人(委任状24人)を前に、中田会頭は、人口減少や人手不足大変厳しい状況にあるが、宗谷グリーンデータセンターの事業化での関連産業の創出への期待、音中道路の開通で旧道より安全性や信頼性が確保されたことなどに触れ「18年ぶりに当地で開催される商工会議所全道大会には、来賓を含む300人に来稚頂くことになる。議員の皆さんにも大会の参加、協力を改めてお願いしたい」などと挨拶した。
 退任にあたって挨拶した達専務理事は「会議所の役員はじめ議員会員に深く感謝を申し上げる。会議所活動は地域経済の活性化に重要なものであり、今後も地域と共に行動し発展するものと確信しております」などと述べた。退任後は7月末まで参与として残る。

「後ろ髪引かれる思いで 専務理事を退任した達英二氏」

 達英二氏は10年10カ月務めた専務理事退任に当たって「前職(市職員)含め50年はあっという間のことでした。この間の関係者を始め多くの皆様から戴いたご指導とご厚情には心より厚くお礼申しあげます」と感謝の言葉を述べていた。
 平成27年7月、中田副会頭に請われ会議所専務に就任して以降「コロナ禍があり、更にはウクライナ、中東と紛争が続き、心を痛めているところであり、国内的には大雨、猛暑、この数年は大規模な山林火災が発生し、未だに被災地で復旧作業が続いていることに不安を覚えています」とし「本分の商工会議所活動においては商工業者の利益を図るためでなく地域の諸問題についても国会や行政に意見を具申するという商工会議所活動の一翼を担ってきたという自負を覚えているところです」と述べた。
 中田会頭については「稚内の経済全体に対し先見の明があり職員に対しても能力を引き出そうと努めていることに敬意を表し、稚内にとって必要な人材であることは今後も変わることはないでしょう」と称えていた。
 気ままで気軽な立場で自適な生活を送ることになるでしょうと話す一方、「稚内の将来を考える時、商工会議所は必要不可欠な団体であり、少しでも多くの事業所が会員になること願っています」とも話していた。
 「地域の声を国や道、稚内市届けるのが会議所の一番の使命です」と最後に述べていた。