時の話題 「三水会での挨拶」

 今週水曜日に開かれた三水会の5月例会で挨拶した西岡宗谷総合振興局長が普段の主催者挨拶でなく宗谷管内の人手不足に対し稚内職安(ハローワーク稚内)などとタイアップした横断的な対策を展開して行きたいとし三水会員に協力を求めた。
 始まりの挨拶は差し障りのない事を話すものだが、これまでの取組みと職種別の求人倍率などデータを掲載した資料も配布され思いの丈を語った。
 ただ稚内職安の3月の有効求人倍率は局長が懸念するほどのものでなく1・22倍と全道的にも安定した数値にある。求人倍率というのは求職者1人当たりに対し企業から何件の求人があるかを示すもので、1・0倍だとしたら求人数と求職数が同じということで管内の労働市場は売り手市場となり職を求める側にとって有利になる。
 その倍率は3年ほど前には2倍超の月が数カ月続いた。その頃の人手不足は半端なものでなく企業側が笛吹けど踊らずと求人難に追い込まれていた。
 この1年ほどは1・5倍を切るようになり人手不足は解消に向かいつつあるが、職種によって看護助手・歯科助手24・00倍▽建築・土木・測量技術者19・00▽農林漁業職業8・00倍などのように極端に高い職種もある。
 現状のように低い求人倍率になったのは官民挙げての対策が奏功したとはいえ局長自身は物足りなさを感じているかも知れない。
 人口減と少子高齢化によって働き手不足は深刻化しているが、管内の求人倍率が程々安定しているのは経済低迷をある意味、示しているのかも知れない。