GX戦略一次審査パス 市長記者懇 10月から自動運転EVバス運行

 工藤市長は8日、記者懇談会を開き、経済産業省が全国の自治体を対象に公募した脱炭素社会の実現と経済成長の両立を図るGX(グリーントランスフォーメーション)戦略地域の一次審査(4月24日)で、北海道と共同申請していた稚内市が有望地域に選定されたことを明らかにした。
 昨年10月以来7カ月ぶりの記者懇で、有望地域の選定に関し工藤市長は稚内市の風力など再生可能エネルギーのポテンシャルを活かしたデータセンター(DC)などGX産業の集積など将来を見据えたテーマで申請したことを説明し、国は最終的なGX戦略地域の選定を今年夏頃に結果を示すとしており市長は「関係者と共に選定の実現に向け取り組んでいきたい」などと述べた。
 DCを核とした取り組みで市長は「DCに関係する人の出入りが稚内に増え、ビジネスチャンスは増え、このチャンスを掴んでいきたい」とし、最終選考に「このような取り組みは都会や道内では石狩や苫小牧など道央圏が中心になる。選定となれば稚内のプレゼンス(存在感)が高まる」と期待を寄せた。
 新規事業として、今年10月からキタカラ〜フェリーターミナル〜市役所〜市立稚内病院の4区間で自動運転EVバスを運行する。市長は運転手不足や持続可能な公共交通を維持するための取り組みであるとし、担当課によると、15人乗りEVバスを無料で1日5便以上運行する。
 竣工90周年を迎える北防波堤ドームの周年イベントついて、「記念フェスタ」という名称で7月11日正午〜午後9時まで開催する。メインイベントに北の海鮮大鍋グルメバトル、全道から8団体が参加して海の幸などを揃えた北海道Sea級グルメ大集合、みなとコンサートなど催し、関連行事として7月11日〜26日まで樺太記念館でドームの歴史などに触れる特別展「地図からみた 稚内北防波堤ドーム」などを開催する予定。