高規格化道路実現へ 設立総会開く 山田会長、中川・中山副会長選任

 稚内までの道路の高規格化に向けた北海道縦貫自動車道(E5)を日本最北端稚内までつなげる会の設立総会が28日、宗谷経済センターで開かれ、会長に山田智美氏=ホテルめぐま支配人=を選任した。
 3月22日に開通した音威子府ICと中川ICを結ぶ高規格道路「音中道路」(19㌔)で落石や雪崩による通行止めのリスクが解消され、救急搬送や物流の安定化と効率化に大きな効果を生み出した。中川〜天塩間も今年度からの事業化が決定したことを踏まえ、稚内までの高規格化道路の実現に向けて設立することになったもので、総会に出席した関係者50人余りを前に、発起人代表の未来のくらしと宗谷路(ネットワーク)を考える会の久手剛会長=北海自工社長=が設立した経緯を説明した上で「国の施策として稚内までしっかりとした道路をつくって頂けるよう要望活動など展開していきたい」などと挨拶した。
 規約の承認に続き、役員選任で会長に就任した山田氏は観光関係者という目線で稚内まで高規格道路を繋げることで旭川空港などと連携し「稚内と旭川間の流れをつくり、観光の幅を広げていくことが大切であり、海外の旅行者にとって来やすい環境になる」と述べ高規格道路は命の道になり「私自身、出産時に入院していた際、利尻・礼文から来られた方が出産のために早くから稚内で入院されていることを知り、この地域の医療の大切さを実感しました。E5により便利になっても素通りされる街ではなく市民が安心して暮らせる街、しっかりと目的地として選ばれる街作りも平行しながら取り組む事も大切で、この道が地域の子どもたちにとって、未来へつながる大切な道になることを願っています」と述べ、最後に中山亮副会長のガンバロー三唱の発声で会の結束を高めた。
 今年度の事業計画として▽地域勉強会などの開催▽市内各所に設置するのぼり旗の作成▽稚内市、稚内商工会議所などと連携した意見要望活動などを決めた。
 他の役員次の通り。
 ▽副会長 中川雄策、中山亮、高橋愛▽事務局長 久手剛。