時の話題 「4月三水会」
官公庁の異動が落ち着いた頃の4月第三水曜日の三水会は転入者の挨拶がある。今年も北原政宏稚内開建部長ら9人が自己紹介。十数年前までは風の強さに驚く転入者が多くいたが、暖かい春の日射しに誘因されたのか、風だけでなく気温への言及も否定的でなく1年もしくは2年ほどの短い任期を全うしようという気概にあふれていた。
関谷純稚内職安所長は12カ所目の赴任地だそうでお子さんが小さいこともあり家族共々の着任なことを挨拶で述べた。稚内への異動といえば単身赴任が通り相場で「稚内での生活を楽しみたい」と言っても食事など日常生活の心配もあり浮かぬ様子だったが、時代は変わり稚内など地方都市に居ても都会と遜色ない生活を送れるようになった。単身の寂しさはあるだろうが成熟した社会に相まってエンジョイできるようになった。
島流しされたような疎外感は無く転入者の表情が明るいのは地元の稚内市民が心良く受け入れているのも一因だろう。
10カ所以上転勤しようと長い人生のひとこまであり「謳歌してください」というのは陳腐な言葉であるが、連続性のある人生として稚内での生活を楽しんでもらえればいい。
稚内にしか社屋がない小紙は異動なく心置きなく生活し仕事をさせてもらっている。記者は色々なマチへの異動で見聞を広め仕事に役立てて欲しい―との無い物ねだりはあるものの、沢山の人と接し人間の奥深さを体得すればと思っている。そうすれば人間としての幅ができ記事にも反映することだろう。


