次は豊富北・稚内の高規格化 商議所 開建、振興局、市に要望

 稚内商工会議所、宗谷管内商工会連合会は8日午後、稚内開建、宗谷総合振興局、稚内市に公共事業の早期発注と地元中小企業への受注機会の増大に関する要望書を提出した。
 稚内開建での要望では、中田商工会議所会頭が音中道路が開通し中川・天塩間が事業化されたことに触れ「次は悲願である豊富北から稚内までの高規格化であり、稚内空港と稚内港とのアクセス強化の早期の調査促進をお願いする。有事の際の自衛隊の利用に備え整備する特定利用港湾と空港に指定されたことで、陸海空の交通インフラの整備が加速することに期待している」などと北原開建部長に要望書を手渡した。北原部長は「宗谷地域は北海道総合開発計画において生産空間として位置付けられる地域であり、その価値を維持・発展させるためには道路、港湾など社会資本基盤が整備されることが前提になる。要望は現場の声として真摯に受け止め、発注方法や事業の進め方を検討し工夫したい」と答えた。
 要望書では、人口減少や少子高齢化による中小企業の人手不足は深刻な状況にあり、従業員の確保やDX推進による事務の効率化が大きな問題となっており時間外労働の上限規制、週休二日制工事の拡大への対応、後継者難に起因する休業や廃業など経営は厳しい環境にある。
 社会資本を整備する公共事業は産業振興に向けた物流の効率化、大規模自然災害に対応する国土強靭化ほか一次産業振興の基盤(道路、港湾、空港)整備の充実など強く望まれていると要望した。