時の話題 「妻がうるおう日」

 今日は「妻がうるおう日」なのだそうだ。㈱明治が「アミノコラーゲン」発売に因んで制定した記念日で、年度末に当たって家事や仕事をねぎらい心身とも潤ってもらいたいとの願いがある。夫からの細やかな心遣いの現れを代弁したものなのであろう。
 長く家父長制にあった日本にあって家父・家長の男性の権限は絶対的なもので妻は家を陰から支える存在であったが、男女同権の現代にあって女性だけが幸せを享受できないのは世の流れに逆行するもの―という底流意識があり、それならばと同社が提唱したのであろう。
 妻に感謝する夫は大昔と違い相当数いるはずだが、いざ感謝を口にするのはプライドも相俟って照れくさいもので言えるものでなく「それならば」と組織として妻を称えれば「妻がうるおう日」も社会に浸透するのでは―との思惑もあったのだろう。
 男女同権の時代となり夫婦別姓が検討されるなど男性が家庭や社会で上の存在にあるという価値観が希薄になり男女間の差別は消え失せようとしている。証明したのが高市氏の総理就任であった。
 〝ガラスの天井〟と壊れそうで壊れない政界トップへの階段を米国に先駆けて上がったのが高市氏だった。しかし、この方、閣僚時代に国の方針に従わぬメディアの放送禁止命令を検討するなど男勝りの独断的な政治姿勢があった。自らが年初の衆院選をし新年度予算案成立を窮屈な日程にしたのに本年度内の予算成立に固執するのは与野党ばかりでなく国会を蔑ろにしているのでないのか。