物流輸送、救急搬送など期待 供用開始した音中道路

音威子府ICと中川ICを結ぶ高規格道路「音中道路」(19㌔)が今月22日夕方、供用を開始した。待望の開通で交通の利便性が向上し、名寄、旭川に向かう物流輸送や救急搬送などの面で期待する声が上がっている。
1993年に事業化され、2007年に着工した音中道路はトンネル掘削などで難航し20年の歳月かけて完了し、22日午後4時から開通した。
供用開始前、中川町であった開通式で一般国道40号名寄・稚内間整備促進期成会会長の工藤市長は「これまで国道40号における区間は、急カーブが連続し冬期間は地吹雪のほか時に雪崩による通行止めなども発生する区間でした。これらの災害リスクを回避し、安全で確実な走行が可能になることは、単なる移動時間の短縮以上に国道40号の印象を一新させるほどの大きな安心感をもたらすものと捉えています」と述べ、期成会として稚内までの未着区間に関し一本の高規格道路で結ばれるよう国に訴えながら引き続き一丸となって取り組んでいきたいなどと訴えた。
式典に出席した未来のくらしと宗谷路(ネットワーク)を考える久手剛会長=北海自工社長=は「40号でも中川〜音威子府区間は過酷な区間だったので、今回の開通で天候に左右されず安心安全で通行出来るようになった。早く稚内までの全線開通を願っています」と話していた。
救急患者の搬送面でも大きな期待が寄せられ、稚内消防署によると、稚内から救急車による旭川、名寄までの救急搬送は年間30件ほどある。本川消防長は「過去に中川〜音威子府区間で雪崩が発生し通行止めになったことがあった。今回の開通は救急車を運転する救急隊や同行する医師らの期待が大きく、特に冬場は安心して走行できるので開通を待ち望んでいました」と期待を寄せている。


