昨年比31%増25億余円 稚内漁協 昨年度取扱実績

 稚内漁協は25日午後水産ビルで第78回通常総会開き、昨年度事業報告などを承認した。
 本人、書面合わせて組合員134人が出席した中、岡田組合長は昨年は「温暖化などによる気象変動などでコンブ、ギンナン草、ウニなど値付け資源の繁茂や品質の低下が進み秋サケは昨年、かつてない不漁に見舞われた。今後は将来を見据えた事業を地道に続けていくことが重要で、組合員との対話を通じ行政機関などのお力添えをいただきながら難局を乗り越えたい」などと挨拶した。
 事務局から各種魚種の事業活動を報告され総取扱量が市場と販売事業を合わせて920トン(前年909トン)、総取扱高は前年の計画より31%増の25億7000万円(同23億4200万円)だった。
 主な魚種取り扱いは▽主力のコンブは生育不良や漁場環境の変化により、計画に対し25%減の113トンの実績だったが、全国的な品不足による引き合いの高さから高値で推移し販売は計画から39%増の3億9000万円▽ナマコは主要消費の中国の禁輸措置で価格が前年対比で3割強下落し、数量212トンに対し4億9000万円(同7億9000万円)▽秋サケは全道的な不漁が続き、2800万円(同9000万円)と厳しい結果となった。
 毛ガニ・タラバガニ・ノナ(キタムラサキウニ)はインバウンド需要や国内景気の回復により高値で推移し、毛ガニ7億4688万円、タラバガニ4億7548万円、ノナ2億4144万円だった。