市立病院に救急科新設 市議会議特委 4月から専門医、救命士配置し

 市議会は12日午後、市議会議案特別委員会を開き、新年度予算案の土木費や病院事業会計などを審議した。
 病院事業会計の審議で経営環境が厳しい市立病院の運営について相内議員(無所属)から経営改善アドバイザー派遣に関しての質問があり、寺下庶務課長は今年度は11月〜2月までの5回、経営のアドバイスを受け、経営課題の分析に基づき、増収策や費用削減、収支改善を達成するための方向性を整理すると共に、病床稼働率向上や診療単価、看護師配置の効率化などアドバイスがあり「院内では経営改善プロジェクトを立ち上げ、アドバイザーの専門的な意見もあり、院内で経営改善に向かっていく意識が高まっている」などと答弁した。
 委員会で市立稚内病院は4月1日から救急科を新設することを明らかにした。関連の条例が可決され、新設する救急科には救命専門医と救急救命士を配置する。
 土木費の審議では、田端議員(市民クラブ)の竣工90周年を迎える北防波堤ドームの記念事業のスケジュールなどへの質問に、小熊港湾空港課長は2月には専門機関が集まった担当者レベルでの準備会を立ち上げたことなどを説明し「来週には実行委員会を立ち上げ準備を進めていく」と答えた。7月頃からドームの記念事業が始まることに関し、田端議員は「周年行事がある年での実行委員会を立ち上げは、準備期間が短いと指摘せざるを得ない。ドームだけでなく周年事業がある年には前年から前倒してもっと良い企画を考え機運を高めてほしい」などと要望した。

「スキー場の山麓ロッジ廃止」
 市議会は13日、議案特別委員会を開き、新年度予算案の教育費などを審議した。
 新年度に新規事業として行う▽宗谷管内小学4年〜6年生を対象に、カーリング競技でオリンピック経験者やトップ選手を招き基礎技術や戦術など学びミニ大会などする宗谷管内ジュニアカーリングチャレンジキャンプ▽宗谷管内の小学生、中学生を対象にカーリングのストーンの回転などを科学的に学ぶ氷の科学・カーリング講座の2つのイベントについて、佐藤議員(日本共産党)から「令和8年度はカーリングだが次年度以降は別の種目になるのか」との質問に、青木社会教育課長は「8年度はみどりスポーツパークは軸にカーリングを種目に取り入れるが、次年度以降は屋内、屋外などのスポーツを検討していく」と答えた。佐藤議員からの参加規模への質問に対し、青木課長は「両方とも50人前後を想定している」と述べた。
 道教委が昨年度から実施している不登校の児童生徒が居場所作りのため開設したメタバース空間(ネット上の仮想空間)を、次年度から稚内市も道の事業を活用して始めることに関し、田端議員(市民クラブ)から稚内市で想定する人数などの質問に、安田学校教育課長は道に負担金を払う形でメタバース空間を活用するとし「一つのIDで登録できる5人を想定している」と答え、横澤議員(自民政友会)からの最終的な事業の目的はーとの質問に、安田課長は「学校へ行けない子ども達の居場所作りと、学習機会を与えるためにある」と答弁した。
 千葉議員(志政会)からのこまどりスキー場の築37年経過した山麓ロッジが今シーズンで廃止になる事への質問には、青木社会教育は今季のスキー場がオープンする前にロッジ床下に亀裂が見つかり更に床下の土砂流失などで建物が傾いていたことを説明し「今季の開設に関しては補修などをして利用できたが来季については市民の安全を考え廃止にする」などと述べた。