宿泊客数の底上げを 稚内観光協会 秋観光など振興策で意見交換

 稚内観光協会は4日午後、サフィールホテル稚内で、団体旅行商品の造成に向けた意見交換会を開き、参加した北宗谷エリアの観光関係者が誘客強化に向けて意見を交わした。
 夏以外の春・秋観光などでの集客を図るため開かれた会議に出席したきた・北海道DMOエリアの稚内、利尻、礼文の各観光協会稚内空港に定期便を運航しているANA(全日空)、北宗谷への旅行商品を作っている大手旅行会社など関係者40人余りを前に、稚内観光協会の中場会長が「当エリアの宿泊客数の底上げをしていかなければならない。春と秋観光などの底上げをし通年での集客を図るため皆さんから忌憚のない意見を頂き、今後の商品造成に役立てていきたい」などと挨拶したあと、各協会からの取り組み、旅行会社などから情報提供があった。
 6月と7月が花シーズンとなる礼文観光協会では花が少なくなる8月と9月に島内を歩く体験観光に力を入れていく必要があるとし「利尻礼文サロベツ国立公園の魅力を発信し、歩く体験は欧米などの外国人に人気があり大きな可能性がある」とした。稚内観光協会からは6月〜9月まで2便体制で運行している周遊バスの1台を自転車が持ち込みできるサイクリングバスとすることで、旅行会社の商品造成に繋がっているとした。
 北宗谷にツアー商品を作っている旅行会社は、旅行需要が見込める5月と10月の商品販売の強化、昨年から活動している稚内の歴史など伝えるサウダージ稚内に触れるなかで「ここ稚内ならではの体験を取り入れていくことがカギとなるのか」と話していた。
 ANA担当者からは世界市場への調査で豪州や米国の旅行者が求めていることで「その土地ならではの文化と飲食」の割合が高いことを上げ、旅行者を増やす上でプロモーションと地域の魅力づくりの2つの関係が両輪で動かなければ観光振興は進まないことを強調していた。