シカなど被害 増加傾向 野生鳥獣対策連協 クマ出没増も人身被害なく

宗谷地域野生鳥獣対策連絡協議会が19日、宗谷合同庁舎とオンラインで開かれ、ヒグマやエゾシカによる被害報告や対策などについて協議した。
国、市町村、猟友会など関係団体から出席した37人を前に、宗谷総合振興局の武田くらし・子育て担当部長は、野生鳥獣による被害額は近年、増加しており、令和6年度は全道で64億6900万円と前年と比べ1億円増加しているとし「依然としてエゾシカの生息数は高い水準にあり、ヒグマについては市街地への出没が頻発し、痛ましい人身被害が発生している。国の支援策を活用し、春季の管理捕獲など対策・強化に取り組みたい」などと挨拶した。
宗谷管内では、昭和54年を最後にヒグマによる人身事故はないものの、令和7年の出没状況は396件(前年342)と右肩上がりに増えており、令和6年度の作物への農業被害額は3億5400万円(前年度3億3200万円)といずれも増えている。
エゾシカによる管内の農林水産被害額は、令和6年で6800万円(前年7500万円)と減少しているものの、全道的には増加傾向にあり、シカとの衝突事故も増えていることが報告された。


