週末雑感

 いきなりの解散、冬最中の選挙運動、そして極めつけは自民党大勝・中道連合大敗という歴史に残る衆院選で染み々々思うのは政治家という職業の輩の身勝手ぶりである。
 人は概して身勝手なものだが、日本という国を大所高所から俯瞰し判断しなければならない政治家、なかでも内閣総理大臣には慎んでもらわなければならない。
 チームみらい以外の野党各党が消費税ゼロもしくは撤廃を公約するなか「私の悲願だった」と厚顔にも語った高市総理。機を見て敏なるは政治家資質として大事な事は分かるが臆面なく語る様子に空々しさを覚えた。
 国民の生活が大変だと2年間限定で消費税をゼロにしたあとの対処はどうなるのか。廃止・復活することにレジシステムが付いていけるのか。やれたにしても28年には参院選、満期いっぱいになっても30年には衆院選があり今選挙の反省もあり29年秋口になる可能性が強く、飲食料品の消費税ゼロを終えたあとに税復活はすんなり行くのか。選挙の度にへたざるを得ないのでないのか。
 消費税は年金、医療費など社会保障費を補うべく創設され導入時の竹下内閣が退陣するなど政争の具となるなど鬼門である。総理という職にあれば従来どおり税率そのままに存続するのが使命といえ「悲願だった」とは詭弁に過ぎない。
 強い経済も旗印に掲げているが履行できるのか。机上の空論になる恐れが高い。
 「働いて」五乗発言よろしく自らが頭に描いても実施するのは官庁と民間である。強ければいいものでない。