ネット事案、焦眉の急に 市議会民文委 いじめ急増で質疑活発化

 市議会民生文教常任委員会が30日、市大会議室で開かれ、いじめの把握と対応について議論する中、ネット事案への対処が急がれることが浮き彫りになった。
 質疑の遣り取りをする調査事項はいじめ問題一点。ほかの学校給食費改定▽稚中体育館の不具合▽こども相談窓口の一本化―など10項目は報告案件となった。
 安田学校教育課長の説明によると、市内小中学校のいじめ認知は平成26年度~28年度までは一桁台と少なかったが、29年度(57件)から急激に増え令和3年度以降は144件、154件、174件と増え7年度は180件(小学校129、中学校51)を数えた。
 田畑議員(市民クラブ)は増加しているという事実よりも見逃しがあるのでは―との懸念を示し、安田課長は「調査委員会を立ち上げるチェックは機能している」とし、「重大事態は本当に1件もなかったのか」との質問には「その通りです」と答え、「学校側で重大な問題と判断した場合には市教委の上司と相談し適切に対処している」とした。
 その後も田畑議員の質問への遣り取りある中、安田課長は「小さいうちに芽を摘むのが大事になる」として、過去に重大な認知があったことをほのめかしていた。
 鈴木茂行議員(公明党)の「いじめの容態が変わりネットでの事案増えているのか」との質問に「少しずつ増えている」と件数を明らかにしなかったが、その後、遣り取りが進む中、「ネットでのいじめ件数は把握している」としたものの、実数は明らかにしなかった。
 ネット事案については川崎議員(市民クラブ)も追求し「稚内市もネットいじめの実状を把握し対策を強化しなければならない」と念を押された。
 横澤議員(自民政友会)は「喧嘩はいじめになる」との課長答弁もあり畳みかけると芳村教育部長は「いじめの認知はいやな思いをしたことがいじめられたことかを検討し、細かい事も把握するように努めたい」と答弁した。