時の話題 「衆院解散その2」

 常在戦場とはいえ1年3カ月で辞職させられ、それって仁義にもとるのでないか。
 我々国民の代表である国会議員は、参議の場合、6年間の任期を全うできるが、衆議は今回のように突然の解散表明によって職を失ってしまう。
 自民党総裁選に勝利した高市総理は「働いて」のフレーズを五回述べ職務に全うする誓いを国民に表明し、衆院解散についても「考えている暇はない」と働いて五乗発言に通ずる発言をしていた。
 その国民の約束を反故にした抜き打ち解散には怒りを通り越し政治家、いや一人の人間として蔑視する。このような人が選挙に勝ち総理を続けるとしたなら日本という国はとんでもない方向に導かれるのではと心の底から案じている。
 大手マスコミは、故安倍晋三氏の手法を真似ていると報道しているが、祖父に岸信介、大叔父に佐藤栄作を輩出する家柄と普通のサラリーマン世帯の高市さんとは雲泥の違いがある。彼女は総務大臣の時、マスコミに対し差別的発言をしており、人間的にも信じられない点がある。「私の信任を」と叫んでも無理があろう。
 どの世界でもトップになる人はそれなりの知恵と見識、そして公徳の精神がある。所属政党を替えるなど政界を渡り歩いて来た高市氏を国民は信用してもいいのだろうか。台湾有事発言の影響は拡大するばかりで「強固な経済」を標榜するにも拘らず内憂外患の様相を呈している。
 佐藤栄作総理も60年前の丙午に1月解散をしており、それに次ぐ解散。私利私欲としか言いようがない。