時の話題 「年の瀬所感」
きょう含め残り6日で巳年の今年が終わってしまう。ロシアの土地略奪しようとウクライナに侵攻した戦争は2022年2月24日から3年10か月後も続いており、イスラエルとパレスチナの戦争集団ハマスとの戦いは停戦の合意は交わしたものの小競り合い(と言ってもミサイルなどの攻撃がある)ながら1回の攻撃ごとに数十人死傷している。
ウクライナ人の死者は7万人を超えた。
ほかの地域でも戦火は絶えず国民はまともな日常を送ることができないというのに戦火という意味合いでは全くもって平和な日本だが、物価高騰を通り越したインフレーションによりカネの価値が減じてしまい「働けど我が暮らし楽にならざるけり」(石川啄木)のごとく窮乏を呈し、その他方、昭和~平成時にお金を溜め込んだ金満高齢者が特殊詐欺に意図も簡単にだまされ数百・数千万どころか数億円も搾取される。
いつの時代であってもお金は命の次に大事なものなのに、あっさりだまされてしまう。いかに相手が狡猾とはいえ思慮が足りないのではないか。
終戦し80年経った日本だが、何処かの国が指摘するよう戦争犯罪を反省しているのか。軍隊は持ちません核は保有しませんと不戦の誓いを憲法第九条に掲げているが、自衛隊関連予算を増額し続け故安倍氏を踏襲する高市総理の台湾有事のタカ派的発言、内閣関係者の核所有容認発言など不戦の誓いに逆行する言動が目立つ。
今の情勢の中、稚内市が今後歩む先は。片田舎のマチとはいえ陸海空分屯地がある当市は危うい均衡にある。


