新たにカフェオープン アーケード街 パーチ1階で営業

中央アーケード街で宿「パーチ」を経営する奥山美由紀さん(45)さんが20日から1階スペースにカフェをオープンさせた。21日までの2日間で40人以上が来店し、奥山さんは「地域の人や旅行者が気軽に訪れ、人が繋がれる場所になれば」と開店を喜んだ。
以前薬局だった2階建て空き店舗を改修し昨年5月、2階に民泊をオープンさせたパーチは、1階フロアをイベントスペースとして活用していたが、人が更に交流できる場所にしていくためテーブルやカウンターなど14席を設け、火・水・金・土曜日の週4回午前11時〜午後4時まで営業するカフェをオープンした。
オープンし週末の20日は13組17人、21日16組25人が訪れ、調理師の免許を持つ奥山さんが食材などにこだわって調理した「無水トマトカレー」などが提供され、訪れた市民らは「美味しい」などと好評だった。コーヒーなどドリンクメニューのほかに店の売りとして販売したソフトクリームも人気を集めていた。
中央アーケード街に新たな飲食店が誕生したことに稚内出身で札幌から出張で訪れたという女性は「カフェのオープンは若い人達が中央に来るきっかけになりとても良い事だと思います」と期待感を表し念願だったカフェ開店に奥山さんは「皆さんにオープンを歓迎して頂き嬉しかったです。色々な人が集まる留まり木の意味を持つパーチのように、カフェも人と人が繋がっていく店にしていきたい」と張り切っている。
カフェは年内24日まで営業し、今後は1階の空きスペースをギャラリーとして貸し出し写真や絵など稚内で活躍する人たちの発表の場に活用してもらう事も考えている。

