ATの受け入れを学ぶ 道観光振興機構 馬上さん講師に街歩き

北海道観光振興機構主催のアドベンチャートラベル(AT)観光事業者向けフィールドワーク研修が31日午後稚内駅前など中央地区であり、参加者が街歩きして専門家から外国人を受け入れための必要なスキルを学んだ。
海外から北海道のATに対する注目度が高まる中、受け入れ側のリスク管理、顧客の心を掴む秘訣を実践的に学ぶ機会として開かれたもので、英語通訳案内士として10年以上前まで稚内で働き、現在は国内屈指のATガイドなどとして活躍する馬上千恵さん(52)を講師に、参加したきた・北海道DMOや稚内観光協会、稚内の観光ガイドら関係者14人が稚内駅前や北防波堤ドーム、北門神社、旧瀬戸邸などの順でコースを回った。
街歩きしながら馬上さんは外国人は4〜5人の少数グループで旅することなどを挙げ、観光スポットをガイドするポイントとして「外国人は説明が長いと飽きやすい。結論から先に言ってあげることが大切で簡潔に説明してほしい」など話していた。
外国人の受け入れには、多言語化対応やガイドの必要性を挙げ、勇知川でカヤックツアーをしている自然ガイドの嶋崎暁啓さん、歴史ツアーを行うサウダージ、大沼でカヌーツアーを行うSEAS(シーモア運営会社)代表の木村亘さんが稚内で活躍していることに、馬上さんは「10年以上前は稚内で無かったツアーや体験メニューで、期待しております」と本紙の取材に答えていた。

