太田市がホタテ購入支援 記者懇で工藤市長 つくばみらい市一行来市

 工藤市長は10日、記者懇談会を開き、福島第一原発の処理水放出の影響で行き場を失っている稚内産のホタテに関し、青少年交流などを長く続けている群馬県太田市が稚内産のホタテの消費拡大にと玉冷約4万個を購入し支援してくれることなどを明らかにした。
 処理水海洋放出で中国政府が日本産海産物の全面禁輸に踏み切って以降、稚内産ホタテの影響を少しでも食い止めるよう努めているとしているとした市長は、先週、太田市の清水市長から「太田市での給食で1万8000人分で1人2個ずつで3万6000個、残りの分はイベントでの提供などで消費拡大に繋げたい」の電話があったことを明らかにし「できるだけ早く対処したい。この街に熱い思いを届けていただいている皆さんには心から感謝しています」と述べた。
 このあと、江戸時代の探検家で2度、宗谷岬から樺太に渡っている間宮林蔵の生誕地で当時・伊奈町で現在は茨城県つくばらみらい市の小田川市長ら一行が今月16、17の両日に稚内市を表敬訪問することを報告。過去に稚内で開催されていた稚内林蔵まつりで伊奈町の関係者が稚内に訪れるなど互いに交流を続けていたが、コロナ禍中は中止されていた。16日夜には歓迎会を開く予定で市長は「これからも長く交流を続けていきたい」と話していた。
 このほか11月に工藤市長がベトナムで開かれる北海道フェスティバルに出席、今月下旬には2年に1回の特別職報酬審議会を開く予定にあることなどを報告した。