樋口牧場でソバの栽培始める 収穫は9月中旬を予定

樋口さんが栽培するソバ畑

 サラキトマナイの樋口牧場で、離農した酪農家の牧草地を有効活用し今年から試験的にソバを栽培している。真っ白な花が一面に咲き、オーナーの樋口明彦さん(43)は「あと3週間後に収穫できる」と9月中旬の出来秋に期待を寄せている。
 潮見小中卒業後、名寄の高校を経て20代前半は整備士として小樽や札幌などで働いていた樋口さんだが、稚内に戻ってからは酪農ヘルパーを3年間経験し15年以上前に父親から牧場を引き継ぎ現在、和牛や乳牛など合わせて250頭を飼育している。
 稚内の酪農家として大規模にソバ栽培するのは初めてのことで、今年春には離農した2戸の酪農家から土地を買い取り、国道40号を豊富方面に向かった右側にある10ヘクタール(東京ドーム2個分)の牧草地だった土地を転用し、今年6月、道内で広く栽培されている代表的なキタワセという品種のソバ種900キロ分を蒔いた。
 栽培し2カ月が経った7月下旬からソバの花が咲き、約3週間後の9月10日以降に収穫予定している。今季は試験的な栽培で収穫し乾燥したあとは全て士別の業者に出荷する。
 初めてのソバ栽培に樋口さんは「ソバは寒い地域で育てる作物だが、祖父の時代に小規模だがやっていた事がある。今年雨が少なく干ばつでしたが、育ち具合は伸び過ぎなくらい」と話し、新たな挑戦に「土地を有効活用し栽培方法を勉強しながら年々、拡大していきたい。いずれ稚内で育てたソバを地元で消費できるようにしていきたい」と展望を語っていた。