組合長就任し10年目 宗谷漁協 奈良組合長が展望語る

 2016年に就任してから10年目を迎えた宗谷漁協の奈良満組合長(68)は「漁家あっての組合経営であり地球温暖化による海洋環境の変化でホタテなどの生産は心配だが、後継者問題もない今の状況には感謝している」と組合長就任10年という節目に語った。
 奈良組合長は毛ガニ船の船頭をしていた父義雄さんでなく祖父の鎌田金作さんの所で漁師として経験を積み15歳から宗谷の組合員と漁をしてきた。
 最初のうちはタコやサンマなど獲り、その後、ホタテを水揚げするようになり42歳から2年間、ほたて部会長を務めたあと理事(役員)に昇任し2016年に第4代代表理事組合長に就任した。
 組合にとってホタテと共に大宗のミズダコの、この数年の不漁には「ひどい状況だ」と話す。一昨年は一方の雄ホタテの生産も伸びず組合員らと知恵を絞り8つある漁場のコンビネーション化を図るなどして急場を凌ぎ、昨年来その甲斐あって生産量が伸び昨年に続き100億の大台を維持しそうである。
 「過去はどうであれ」と前置きし、海洋環境が著しく変化していることもあってホタテだけでなくタコなど資源状況が心配だと話しホタテも頭打ちの感は歪めず稚貝放流先(畑)を効率的に回し4万㌧は確保したいと意気込む。
 生きる上でモットーにしてきたのは「正直」ということ。これまで正直に生きてきたしこれからも変わらないとした。
 沖釣り、ゴルフ、バイクと趣味は多彩で組合トップとしてのエネルギーを貯えている。

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