ダイバー救った海の男達表彰 一管本部長 宗谷救難所の奈良所長ら

 今年4月、宗谷岬沖でダイビングし一時行方不明となっていたダイバー客らを救助したとして道海難防止・水難救済センター宗谷救難所の奈良満所長(宗谷漁協組合長)ら7人が第一管区海上保安本部長から表彰された。
 去る4月4日、宗谷岬沖の弁天島付近でダイビング客ら9人が一時行方不明となった海難で、2人は道警ヘリが救助したものの、残る7人の救助を稚内海保を通し出動要請を受けた宗谷救難所はシケの中、岩礁などが点在する現場に急行し行方不明となっていた7人全員を救助した。
 7日午後に宗谷漁協であった表彰伝達式で篠原義則稚内海保部長から7人(1人欠席)に表彰状が授与された。
 この海難は捜索から約2時間後、本来のダイビング地点から東に約5㌔の海上で9人が浮いているのを海保の航空機などが発見していた。
 本紙の取材に奈良所長(68)は当日、漁が出来ないほど荒れた天候状況だったことなどを振り返った上で「海の男として助けるのは当然のこと。命があって良かった」と答えていた。
 タコ漁する自身の船で救助したという徳田晃一さん(67)は「ウェットスーツを着ていたので重く1人ひとり助けるのは苦労したが、チームワークで助ける事ができた。ただ我々、漁師がシケで休んでいるのに、あの天候でダイビングしたのは無謀すぎた」と話していた。