時の話題 「トップはつらいね」

 政治を司る力が弱いと乗ずるがごとくに自然が怒り大地震など引き起こす。2008年に政権を奪取した旧民主党がそうだった。政治どころか政権内のゴタゴタが続き1年ごとに鳩山、菅、野田氏と総理が変わり、その挙げ句が11年3月11日に発災した東日本大震災だった。
 2月の衆院選に圧勝し誕生した高市政権とは「弱い」より強さ、言い換えれば独断専行の張り子の虎的政権であることをお天道さまは見抜いており熊本地震を起こす引き金になったようだ。
 熊本県という一地方での事だが、政治の今後の流動化を暗示するようで、来年4月からの飲食料品消費税の1%への減税を明確にした。
 野党的立場の政治家もいる自民党にあって総理の決断に異を説える人はおり、彼・彼女が一様に主張するのは「2年間で約10兆円目減りする代替財源があるのか」ということで高市さんは曖昧にしている。
 8月1日の読売新聞で橋本五郎特別編集委員が指摘するよう「国難来」の認識あるのか甚だ疑問だ。
 高市さんのよう机にしがみつき真面目に勉強する人の弱点は、目の前の出来事を放って置いても自らの政策を成し遂げようとする世間知らずの点である。社会で揉まれてきたのであれば体験から対処策を講じられようが、筆者が見るところ、それほど荒波に耐えてきたとは思えない。
 政治の世界であれ社会であれトップたる立場は誰もが出来るものでない。横に目を逸らすとハムレットのように悩む稚内市の重鎮がおりました。