DCの新しい姿発信 豊田通商、ユーラス社 工事の安全祈って立柱式

建設中のデータセンター前に会した関係者

立柱式で挨拶するユーラス社の柳瀬副社長

 風力発電の国内最大手ユーラスエナジーホールディングス(東京)などは21日、樺岡地区で建設が進む「宗谷グリーンデータセンター(DC)Ⅰ」の立柱式を執り行い、関係者が工事の安全を祈願した。
 豊田通商、ユーラス社などが樺岡地区に国内で初めて風力発電所と直結した〝生グリーン電力〟を供給するDC(受電容量3㍋㍗)は、サーバーやネットワーク機器などを収容するドーム型の建物となり、今年4月から工事を着工し、2027年中の稼働を予定している。今後は、2030年以降を目標に道北地域でのデータセンターを拡張して受電容量10~20㍋㍗規模とし、更にDCと風力発電の大規模な一体開発により受電容量100㍋㍗超を検討している。
 施工業者や関係者ら22人が出席した立柱式で祝詞奉上、立柱の儀による神事あと、工藤市長は「風力発電所からのグリーン電力を自営送電線によって直接供給する全国初の先進的な取り組みが本市で行われることに深く感謝。本事業は地域経済の波及効果はもとより電力通信インフラの強化、雇用創出など地域の魅力向上に大きく寄与し、デジタルと脱炭素が融合する新しいモデルを全国に発信する取り組みとして大きく期待しています」などと挨拶。ユーラス社の柳瀬満副社長は「風力発電所から自営送電線で生グリーン電力を供給することで、送電網の容量不足の地域課題を克服し地域の豊かな再エネとデジタルインフラを結び付ける新たなモデルを目指している。地域の皆様と信頼関係を大切にしながらこの稚内市から日本のデータセンターの新しい姿を発信していきたい」などと述べた。