時の話題 「総理と市長」

 宴のあとの寂しさなのか虚しさなのか。子ども達に心なしか元気がないよう感じた。宴とは無論のこと神社例大祭である。
 自宅の前ほどで子ども(小学生)を見守るスクールガードを担い3カ月過ぎた。朝日5、6丁目の遠方から登校する児童が10人近くおり「おはよう」の挨拶をする前に「おはようございます」と元気にする子がいる一方、はにかむかのようにうつむき加減に通り過ぎる子もおり様々である。
 僅か20分ほど立つだけなのだが、子ども以外の人々の活動も窺い知ることができ、改めてだが机上でなく現場に入ることの大切さを教えてくれる。
 その人が現場の大切さを認識しているかは知らねどテレビ中継の様子など見ていると現場よりは机上の知識を重要視していると感ずる。高市早苗氏のことである。
 15年前の稚内市長選で相手候補に216票差という薄氷を履む思いで勝利した工藤氏は当初、市長としてありとあらゆる行事にも参列していた。「これではいかん」と副市長時代を反省したのであろう。出席する回数と比例し挨拶が上手になり恩師の浜森元市長の弁舌にも通じるような今の柔らかな口調になったのは市民の皆さん承知の通りであろう。
 国政のトップと地方自治体のトップを比べるのは役所も違い無理筋と言えようが、工藤氏は薄氷の選挙から得た教訓を糧にし来年まで4期16年の任期を全うしようとしている。
 人間は勘違いする。一つのイメージで評価するのは愚の骨頂であるが、高市総理には工藤市長のバランスの良さを見習うといい。