4月特別開館に前向きな姿勢 市議会 水族館の質疑で

 市議会の一般質問3日目の26日、千葉一幸議員(志政会)、田端かがり議員(市民クラブ)、森敬四郎議員(自民政友会)の3議員が質問した。
 千葉議員から3月にノシャップ水族館で誕生した2頭のアザラシの赤ちゃんで来場者が増えたことを踏まえ、水族館の誘客策などの考えを聞いた質問に、吉﨑教育長は昨年度の実績でアザラシの赤ちゃんが誕生する前の2月の来場者数は1462人だったのに対し、誕生後の3月は4195人と約3倍に急増したとし「大きな誘客効果に繋がった」との認識を示し、水族館は子ども達の学びを支える教育施設としての役割を果たしつつ、最北の海の魅力を伝える観光拠点として機能してきたことを挙げ「当館の魅力を最大限に活かすため、イベントの開催やオリジナルグッズの配布など付加価値の創出に努め、観光課や稚内観光協会との緊密な連携を通じ最北の水族館という独自性を強く打ち出すことで、好機に迅速かつ柔軟に対応し、来館者の増加に努めていきたい」と述べた。
 市の条例で冬季休館になる4月にアザラシの赤ちゃんが誕生した場合など水族館の柔軟な施設運営を検討すべきとの質問に、4月の休館は夏季営業へ移行するのに回遊水槽、飼育している生き物の健康状態の配慮など安全に管理運営するため不可欠な期間として設定してきた経緯があると説明した吉﨑教育長は、この時期はアザラシの赤ちゃんが誕生する期間と重なる時があり、休館で見ることができず開館を望む声があることを真摯に受け止めているとし、今後の対応として「生き物たちの健康と施設の安全確保を最優先とし、条例規則の柔軟な運用、臨場開館の措置など4月の一部期間を特別に開館できるよう前向きに検討していく」と答えた。
 子ども達の学力向上に向けた取り組みへの質問に、吉﨑教育長は「先に小学5年生対象に実施した文章読解力を調べるリーディングスキルテストでの結果を活用し、学習上の課題やその要因を特定し弱点補強を進めるともに、教職員研修を充実させ、指導力の強化にも取り組んでいく」と述べた。
 田端議員は教科担任制から考える稚内市の教育の未来など2項目森議員は学校任せにしないいじめ対策など2項目について質した。