物価高とナフサ不足で増勢も 道北の倒産 5月は3件と少なかったが

 東京商工リサーチ旭川支店は、5月の道北地方(奈井江以北)の倒産(負債額1千万円以上)状況を集計。前月、ポリマー工業(旭川)など7件あったのに対し、見河管材(しきしま荘)=天人峡温泉=、大有土建(旭川)、佐藤鉄工所(稚内)の3件で、負債総額は4億8508万円に止まった。
 個々の負債額は▽見河1億5200万円▽大有2000万円▽佐藤3億1308万円。
 これとは別に1千万円以下の400万円で合同会社Sands(上富良野)が破産倒産した。
 旭川支店は、今年2月から中東情勢の緊迫化により、それまでの円安に加えナフサ不足での物価上昇もあり国内経済の低迷に追い打ちをかけている。
 この原材料費の高騰や人件費上昇により企業の負担が増加する中価格転稼が追いつかず収益面を圧迫していることで資金繰りが悪化し拍車がかかっている企業も散見される。
 こうした状況にあり身の丈を越えた賃上げ疲れの企業も増えており複合的な要因によって経営基盤が揺らぐ企業も見られ夏に向けて倒産が増勢する可能性が高いとしている。