ふるさと納税 9000万円増 定例市議会 市長行政報告 外国人宿泊増に言及

 6月定例市議会が12日から開会し、初日は工藤市長が昨年度の観光入込客数、ふるさと納税の実績など6項目について一般行政報告した。
 令和7年度の観光入込客数は49万9100人と対前年対比96・6%、宿泊客数は26万1900人の100・4%、宿泊客延数は34万9200人で97・9%となった。上期(4月〜9月)は関西万博や全道的な猛暑、JR宗谷線の運休など重なったことで対前年度対比94・1%になったものの、下期に関しては105・2%と過去10年間で最多の12万4800人を数え、通年では厳しい数字となったがほぼ前年度並みの数字を残すことができたと説明した工藤市長は、特に10月が前年より4300人増え、年間の外国人宿泊者が1万5000人強で101%だったことに触れ「欧米圏からの宿泊者数が増加し、長期滞在で道内各地を周遊し、道北地域にも足を伸ばし宿泊に繋がった」とし、「遠隔という稚内の弱点を克服するためにも広域的な観点から更に積極的に取り組む必要性を感じている」と述べた。
 昨年度のふるさと納税は約9万件の約19億5000万円の寄付額となり、前年から2000件減ったものの、金額は9000万円増加し「本市に対する認知度を高め、寄付者の裾野を広げていく共に返礼品の魅力向上、寄付する人達の満足度向上に取り組んでいきたい」とした。
 名寄・稚内間の道路整備の現況について、3月22日に音威子府と中川を結ぶ音中道路が開通し、4月には延長20・7㌔の中川天塩道路の事業化が決定。稚内までの未整備区間の早期整備に向け、4月28日に稚内で北海道縦貫自動車を日本最北端稚内までつなげる会が設立したことに触れ「関係団体と緊密に連携を図りながら、未整備区間の早期解消に向け取り組みを進めていく」と述べた。
 ほかには▽犯罪被害者等支援に関する協定締結▽つくばみらい市市政施行20周年記念式の出席▽ヒグマ出没対応訓練の実施について報告した。

「副市長と教育長が就任挨拶」
 6月議会の冒頭、佐伯達也副市長と吉﨑健一教育長が就任の挨拶をした。
 3月の臨時議会で特別職人事案が可決されて以降、初めての定例市議会となり、佐伯副市長は「これからは市政全般を担当する立場となり、その重責に身の引き締まる思いをしています。これまでの経験を活かし、市長を補佐し本市の発展と市民福祉の向上のため誠心誠意で職務に努めて参ります」と述べた。
 吉﨑教育長は「稚内で子育てして良かった。稚内の学校は楽しい。稚内で学び続けて良かったという市民の皆さんの声が沢山、聞こえるよう誠心誠意で職務を遂行して参ります」と述べた。