時の話題 「書店の減少」
全国の書店数が1万店を割り結婚も50万組に半減した。書店数はピークの98年度に2万4千店余りあったので半減どころか6割も減ってしまった。
いずれも由々しき減り幅であり国の勢いを示す人口減の源である婚姻数の減少の方が重大事ではあるものの、書店数の減少は日本人の知識への欲求が減退しているものとも捉えられ、未来の日本を考える時、「大丈夫なのか」と心配している。
稚内は一時、松森書店、大広、クローバー書店、クラーク書店、そして高林百貨店、西條百貨店にもあったが今では西條とゲオ稚内店にあるだけになった。個人的にはこの2店では用が足りずネットで用立てているので、それほど不便感はないものの、実際に本を手に取り味わう高揚感は勿論なく、満足度はかなり減じている。
世の流れとはいえ物知り顔の店主や店員の様子を窺い本を手にする時の緊張感に近い高揚感が無くなっていることが口惜しい。
辞典なども紙のものは減り電子またはAIに置き換えられつつある。そう年月が経たずとも学者や一部知識人の蔵書と化すのかも知れない。
稚内では書店減少を市立図書館が支えている。本紙の記事から○○コーナーとかの特設コーナーを設け読書好きの市民の力になっている。厳しい財政事情の中、知的欲求に応えようとする努力に感謝したい。
人口が減って行くということはマチの経済力衰退だけでなく書店や喫茶店(カフェ)なども減ってしまい味気無いマチにしてしまう。無い袖は振れぬとの言い訳は禁句だ。


