時の話題 「植樹の大切さ」

 日曜日の24日、稚内公園の旧スキー場跡地で稚内市主催の市民植樹祭が行われた。市としての植樹活動は53回目を迎えトドマツ、ミズナラ、イタヤカエデを全部で170本植えた。
 寒冷で風が強いので稚内で樹木は育ちにくいとされる中、これまでミルクロード沿いの丘陵地など1万本近い植樹をし「緑豊かな」とは言わないまでも街中にも街路樹が増え、市の植樹祭に刺激された市民が家庭菜園をするようになり、稚内でも少しずつではあるが緑色の景色が広がってきた。
 木が森となる森林は二酸化炭素を吸収し地球温暖化を防ぐ一助となり、〝森林浴〟といい人の営みの潤滑油的効果があるが、宅地開発の伐採によって森林が相当な面積で失われ今に至っている。
 昭和40年代の高度経済成長期にあって森林はハゲ山となり自然のまま蛇行していた河川は直線化されるなど日本全体が効率化を求められた。その結果、雨が降ると山肌の土砂崩れと川の線形直線化によって氾濫が増え国土は疲弊してしまった。その姿は〝コンクリートジャングル〟と化し国策とはいえ人間の犯した罪深さをあらわにした。
 飛躍し考察すると国道整備がJR北海道の赤字路線を増やしたともいえ、国のやる事はある意味、その時にあって弱体化しつつある経営体を奈落の底に突き落とすという一面があることをよくよく知らねばならない。
 話を元に戻し植樹祭には筆者も奉仕団体の一員と参加し汗を流すまでもなかったが息を切らした。若い人の参加を請いたい。