時の話題 「5類になり3年」

 全世界で多くの死者を出し恐怖に陥れた新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)がエボラ出血熱など2類→5類と季節性インフルエンザと同等になり、きょう8日で3年経過した。感染者は著減するも各保健所管内では少ないながら患者はおりインフルなど感染症並みに留意せねばならない。
 20年2月頃からの新型コロナ蔓延は志村けん(ドリフターズ)ら著名人の命を奪い日本全体、いや世界全体をパニック化した。当初の日本での対処は滑稽だった。テレビに感染症の専門家が出演し「手指を丁寧に荒いマスク着用するように」などとコロナの恐ろしさを認識していない忠告をし、当時の安倍晋三総理も〝あべのマスク〟を全国民に配布するなど後手に回った。
 その後、ワクチンが開発され少しずつ沈静化するも目に見えないコロナとの闘いは筆舌を尽くしがたく死者は23年末までに10万人を超え24年も3万人余りを数えた。
 20年以降、全国民が疑心暗鬼を生じ、小紙でも利尻島在住者の札幌の医療機関で感染してしまい帰宅経路に警鐘を鳴らす「読者コーナー」での投書に対し身内と思われる若い男性から涙ながらに「何故そのような投書を載せるのか」と抗議の電話がありマスコミのあり方について悩んだこともあった。当時小欄の週6日のうち半分はコロナの話題で占められた。
 禍中と比べるとマスク着用は10分の1位以上に減ったように見えるが、サービス業の方々はほとんど着用しており、日本人の公衆衛生に対する高さを窺い知ることができる。