時の話題 「GW小考」

 GW=ゴールデンウィーク、黄金週間=は単に休みが続くと言うばかりでなく4月29日の「昭和の日」、5月3日以降の「憲法記念日」、4日の「みどりの日」、5日の「こどもの日」と日本にとって重要な日が連なる。
 何故かと言えば29日は以前、昭和天皇の誕生日であり、没後「みどりの日」から「昭和の日」に代わったと記憶している。昭和は激動の時代で太平洋戦争に突入し敗戦。それから経済一辺倒に突き進んだ。その結果で得たのは中流意識の浸透だったが、2000年を前にしたバブル経済の崩壊に持つ者と持たぬ者の格差が広がり雇用の超氷河期時代を経て現在は更に格差が拡大している。
 憲法は敗戦後、GHQが制定したもので日本の再軍備を排除することが目的だったとはいえ朝鮮戦争勃発により米国は水面下で日本が再軍備できるよう憲法改正を要求し55年体制下の自民党は何度か憲法改正を模索してきた。それが今年初頭の衆院選圧勝によって改正発議に必要な定数の3分の2を確保し、先鋭的な憲法改正論者の高市早苗総理によって改正への手順を踏んでいっているというのが現状だ。
 局地的に紛争が起ころうが日本だけが「知らぬ存ぜぬ」では埒が明かず自衛隊の位置付けを向上させるのに異論はないものの、国会で決議されたといえ国民投票まで持っていくのは容易であるまい。
 日本が緑豊かで健やかな子ども達を育てていくのが今の国民の使命であり忘却するかのような「黄金」を求める姿を懐疑的に見る国民がいることも忘れてはならない。