北海道サケ残す工夫必要 稚内学 帰山北大名誉教授講演

 市教委が主催し、北大名誉教授・北大北極域研究センターの帰山雅秀さんを講師に招いた稚内学講座「サケに及ぼす地球温暖化の影響〜私たちはいかにしてサケを次世代に残すか」が15日夜、市立図書館で開かれた。
 稚内学には、市民ら30人が参加した。
 帰山さんは、地球温暖化の影響で1980年以降、海水温が急激に上昇していることで日本の沿岸海水温が上昇し、サケの稚魚が十分に成長しないまま沖合へ移動してしまい、ベーリング海でカラフトマスが増加していることで餌が枯渇し北海道系のサケが競争に負けていることなど講話した。
 サケを残していくためには、人や魚、陸生生物などが住みやすくするため、河川の総合的な流域を管理するゾーニングが必要であるとし、河口付近で釣りをすることで母なる川に戻れないサケがいることに対し、河口を海洋保護区にする必要があるなどと警鐘を鳴らしていた。