時の話題 「危機的な宿泊状況」

 観光シーズンに向かい稚内市内にある宿泊状況が逼迫の度合いを深めている。夏季の宿泊施設不足が深刻化する中、港2にあるホテル喜登(56室)の社長が亡くなり今後の運営が不透明になり存続するか否かが宙に浮いてしまっている。
 それでなくても稚内市内の宿泊施設が足りず、観光はじめ全道規模の大会、イベントが開催される際、市内の施設で対処できず豊富温泉や猿払の道の駅に隣接するホテルさるふつなど数十㌔離れたホテルの利用を余儀なくされている。
 個人経営の旅館なども廃業し今後さらに増えることも予想される状況にあって童夢の温泉を運び大浴場にしてきたホテル喜登は中堅どころの宿泊施設として重宝されてきた。社長の訃報を受け経営を引き継ぐ後継者の問題もあって先行きが読めない状況にある。
 このホテル逼迫を受けサフィールホテル稚内は現ホテル横に別館を建てる計画がありドーミーイン稚内も2号館建設を検討しているが、この計画が成就するのは早くても来年以降のことであり、ホテル喜登が仮に廃業するとしたなら稚内での全道規模のイベント開催に二の足を踏まねばならぬ事態になるのは容易に想像できる。
 今月下旬にはカーリングの準全道規模のノシャップ大会が開かれるも地方から出場するチームの宿泊先が決まらないように伝え聞く。
 「観光立市」を早いうちから宣言している稚内市の対応に注目している。大手以外の個人宿泊施設経営者を助成する術がないものなのか。宝の持ち腐れにならぬ施策を望む。