時の話題 「草刈り場と化す」
春の息吹を感じる新年度が始まった。この2年続く物価高騰は容赦なく続き4月も飲食料品を中心2600品目の商品が上がり、国の補助により通常より下がっていた電気・ガス料金も上がる。イラン情勢によるガソリン・灯油も政府補助によりバカ高値には至らずも今後の状況によっては補助とて限界があり八方塞がりにある。
大企業は春闘で組合の要求に対し満額回答をしているが、地方の中小・小企業は売上てもコスト高によって利益は生まれず賃上げしたくても出来ない状況にある。このような時の内部留保のはずだが守銭奴のように会社の貯り具合にほくそ笑む経営者に社員や社会への還元など毛頭ない。売価を上げ存続しようとする姿勢は度を過ぎているとみえる。
3月末には官公庁の異動があり2月末に比べ数百人の人口減が確実な稚内市にあって道北で卸売りから小売りに業態変更したダイゼンマート(本社・上川郡鷹栖町)がはまなす3にある「マルハンはまなす店」跡に7月中の出店が見込まれ、地場スーパーの中には店舗縮小の話(マチの雀)があり、更には家庭向けに個別配送しているコープさっぽろの市内での店舗営業も浮上している。
道漁連の新工場(末広5)稼働は目出度い事ではあるが、地場の水産加工場へのホタテばかりでなくタラ、ホッケなど稚内の主要魚種の減少が見込まれており、本日の清々しい天候とは違い暗雲に覆われようとしている。
いい意味での陸の孤島も今や大資本の草刈り場となっている。市は事業所への助成を急がねばならない。

