冷気の流れを調査 声問の貯蔵庫 木村帯畜大准教授再訪

冬の間、勇知イモなどを低温貯蔵している声問の自然冷熱利用貯蔵庫で、施設開設時に貯蔵研究に関わっていた大学関係者が定期的に訪れ、貯蔵庫内の冷気などの流れを調査している。
経済産業省の外郭団体「NEDO」(独立法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)と稚内新エネルギー研究会などが連携し海からの冷気と室内にある氷を利用した貯蔵庫は平成17年に設置され、鮮魚や野菜などの低温貯蔵する実証実験が数年間行われたあと、現在は新エネルギー研究会メンバーの山本建設の菊池会長が、貯蔵庫の冷気を活用し併設した施設で勇知いもを低温保存して糖度を上げる取り組みを行っている。
20年以上前の実証実験中は北大の大学院生として研究に携わり、現在は帯広畜産大学で自然冷熱利用研究などをしている木村賢人准教授(48)が、2年前から声問の貯蔵庫で調査を行っており、30日は大学で共に研究に携わる大学院生の男性と一緒に貯蔵庫内に設置している7カ所の計測器から室温や湿度などデータを調べた。
帯広、洞爺湖などでも同様の施設で研究しているという木村准教授は「冷気の流れを調べる事で効率的な貯蔵に繋げる事が出来る」と話し、菊池会長は「勇知いもを保管している貯蔵庫の室温は1度前後あり、木村さんの研究を活かし、効率良く冷気が流れるようにしていきたい」と調査に期待を寄せている。


