稚内メガソーラー電力、札幌コンベンションセンターに供給

 声問にある稚内市所有の稚内メガソーラーで発電した電力が4月1日から札幌白石区の会議施設「札幌コンベンションセンター」に供給される。札幌市が他自治体から電力供給を受けるのは初めてのことで、稚内市(エネルギー対策課)は「相互の連携を強化し、脱炭素社会の取り組みを推進したい」としている。
 2006年にNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の実証事業として建設された稚内メガソーラーは5年間の同事業終了後の2011年3月に稚内市に無償譲渡され年間約410万㌗発電。現在は稚内市の地域電力会社「北風と太陽エナジー」を通じて市立病院や学校など高圧受電の公共施設39施設(約400万㌗分)に電力供給している。
 稚内市と2024年2月に連結協定を締結した札幌市との協定に基づいた取り組みとして、稚内のメガソーラーで発電した電力約10万㌗分を昨年5月に北電と三菱商事が共同設立した北海道再エネアグリゲーション(札幌)が調達し、小売電気事業者を通じて札幌コンベンションセンターへ供給されることになった。
 市(エネルギー対策課)は今回の取り組みに「再エネ供給基地としてのポテンシャルを国内外に広く発信することに繋がる。両市のゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みを推進していきたい」としている。